アレコレ LOG

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【オール電化住宅の停電】出来る事と出来ない事、そして停電生活を乗り切る工夫

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2018年9月6日  午前3時8分頃、胆振地方を震源とするマグニチュード6.7、最大震度7(厚真町)の北海道過去最大となる北海道胆振東部地震が発生しました。


地震の影響で全ての火力発電所が緊急停止。

揺れで目を覚まし、明かりをつけようとスイッチを押しても真っ暗闇。

ここで事の重大さに気が付きます。

 

私の住む場所は、震源から離れているため揺れによる被害はありませんでした。

 

震源地周辺とは被害が比べようもない程軽いですが、北海道内の大多数の方が私と同じような【ライフラインの停止のみ】だと思います。

 

ライフライン(電気)が不通になった事による影響と、一般市民の自分が実践した事と反省点について書いていきます。

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停電時は必ずメインブレーカーを落としましょう。

復旧した時に電熱器が動作したり、地震の場合は断線したコードから出火する可能性があります。

 

 

 

地震が起きてすぐに行った事(水の確保)

 

断水にはなりませんでしたが、まず水の確保を行ったので紹介します。

私の住む街は、過去に長期の大規模断水を経験しています。

なので水に関する準備は多少ありました。

断水になる事を予想して、水道が止まる前に出来る事をします。

 

1.飲料水と料理用の水を確保

・給水支援用に用意していたポリタンク(18ℓ)2本に貯水

・新品バケツ(約5ℓ)に1杯貯水

・※冷蔵庫内に保管の飲料水(約2ℓ)

・※ポット内のお湯(約2ℓ)

・※備蓄しているミネラルウォーター(2ℓ)6本

合計約57ℓ

けっこうあるように見えますが、いきなり断水になっていたら、※印のついた飲料水(合計16ℓ)しか無い事になります。

冷蔵庫内の飲料水とポットのお湯は、普段から減ったら足すように習慣付けてます。

 

 

2.生活用水の確保

・屋外で使用しているバケツ(約10ℓ)1杯、(約15ℓ)1杯

・浴槽に溜めた水(約200ℓ)

合計約225ℓ

 

これについても、いきなりの断水なら確保出来ません。

 

生活用水については、過去の断水の経験から大量に水を消費するのがトイレ!!

バケツの水でトイレを流すとよく分かりますが、普段から大量の水を使って水洗しています。

バケツの水で流す時は、10ℓのバケツの半分以上は使わないと流れていきません。

 

※ただし下水処理場の停止、下水管の破損等で流せない場合があります。

各市町村のホームページや、広報車の指示に従いましょう。

横須賀市が分かりやすいガイドブックを公開していました。(あくまでも横須賀市の場合)

http://www.water.yokosuka.kanagawa.jp/bosai/sonae.pdf

 

入浴については冷水をバケツで浴びた事がありますが、身体への負担が大きいです。

 

 

オール電化住宅の場合、断水時でも電気温水器内の水が使えます

 

我が家はオール電化住宅です。

したがって電気温水器内に溜めている水(お湯)490ℓも、タンク下部に付いている緊急用のコックから取り出して使用する事が可能です。

 

しかし断水時に使用する際は、注意が必要です。

 

・空焚き防止の為に、必ずブレーカーをOFFにする

・出てくるお湯はかなり熱い(設定によっては80℃前後)

・断水が解消された時、タンクが満水になるまでブレーカーを絶対入れてはいけない

 

※電気温水器の緊急時に水を取り出す方法は、取り扱い説明書に詳しく書かれています。

危険なので必ず取り扱い説明書にしたがって作業して下さい。

 

電気温水器内の490ℓの飲料水として使える水が常時備蓄されていると思うと、大変心強いです。

 

 

 

停電で困る事

 

今回の地震で私の住む地域は断水になりませんでした。

したがって電気だけが使えない状態です。

停電になって気が付いた、困る事項をあげていきます。

 

【自宅で困る事】

1.トイレのリモコン水洗が使えない

リモコン式の水洗トイレも手動で流せる事を知らない人は、焦ると思います。

実際子供達は焦っていました。

 

貯水タンクを背負っている機種なら、手動のハンドルがあります。

カバーされていて普段は見えない場所にあるので、詳しくは取り扱い説明書を確認して下さい。

 

 

2.光電話が不通になる

インターネット回線が使用出来ず、固定電話も不通になりました。

これだけで連絡手段の1つを失った事になります。

 

 

3.スマホも時間とともに使用出来なくなる

基地局の電源が切れると、使用出来ません。

UPS(無停電電源装置)なのか非常用発電機なのかは分かりませんが、地域や携帯会社により使える時間の差がでました。

 

スマホが使えないと多くの情報が入ってきません。

どんな行動を起こすにも情報は本当に大切です。

 

 

4.料理が出来ない

オール電化住宅のIHに限りません。

電源を必要とするタイプの、ガスコンロも使用出来なくなります(最近普及してます)

 

 

5.テレビからの情報を見れない

リアルタイムで情報を発信している、テレビが見れません。

 

 

6.本当に何も見えない

真っ暗というのはまさにこの事。

夜中に停電が発生すると、目の前にあるはずの自分の手すら見えません。

 

他にもいろいろありますが、普段意識しない部分もどれだけ電気に頼っているか、停電になるとよく分かります。

 

【外出して困る事】

1.信号機が止まっている

見渡す限り全ての信号機が停止しています。

街全体がその状態なので、クルマを誘導する警察官の姿も1度も見かけませんでした。

交差点は譲り合いながら徐行して通過します。

 

ただし徐行もしないで、猛スピードで交差点に進入するクルマも多く目撃しました。

自分の身を守るには、こちらが気をつけるしかないです。

※交差点で出会い頭に衝突して、横転したクルマも目撃しました。

 

 

2.踏切の遮断ポールが降りたまま

これは知らなかった。

停電になると踏切の遮断ポールは降りてきます。

降りたままの遮断ポールに阻まれて踏切を通過できず、跨線橋が有る場所まで大きく迂回をする事になってしまいました。

 

停電2日目からはJRの職員が遮断ポールを撤去し、交通の妨げにならないよう対処されました。 

 

 

3.ホームセンターやスーパー、コンビニに人が殺到する

 

飲料水や食料品、日用品やキャンプ用品等を求めて営業開始したお店には人が殺到します。

大混雑でトラブルや揉め事もあったようです。

お店に入ってから出てくるまでに、1時間以上かかる事もあると聞きました。

 

※私は混雑を避けて、買い物は1度も行く事がありませんでした。

 

 

 

4.カード支払いができない

 電気も無く、ネットも使えない状態では買い物に現金しか使えません。

いざという時の為に、手元に多少の現金を確保するのは必要な事です。

 

一部で停電が解消してもATMの使用はできず、現金を引き出す事が出来ません。

 

 

 

停電生活を乗り切る工夫

 

一般住宅の都市給水が直圧式のため、水道は停電であっても使用できます。

(浄水場が発電機で稼働してた為、水圧が通常通りかかっていた)

 

一般的に停電に弱いと言われるオール電化住宅ですが、電気が来なければそれ以外の住宅も条件はさほど変わりません。

むしろオール電化住宅で良かったと思える点もありました。

 

1.温水器があると温かいシャワーを浴びる事ができる

都市給水が直圧式で電気温水器があると、しばらくは温水が使用できます。

(マンション等の高架水槽式で水をポンプで水槽に溜めるタイプは、タンクが空になったら水圧がかかりません)

 

こまめに蛇口を閉めてシャワーを使用すれば、家族4人で3回(計12回)はシャワーを浴びる事ができます。

 

日にちが経つ程、タンクのお湯は冷えていくのでぬるくなっていきます。

また温かい上の層を使い切るといっきに冷水シャワーになります。

 

洗濯機が使えないので、小さなタオルで身体を拭くと洗濯物の手洗いが楽になります。

 

 

2.料理はキャンプ道具を使用

カセットコンロもありますが、換気扇が使えないと室内が思いのほか煙たくなり、汚れます。

また一酸化炭素中毒の危険から、窓を開けるなど換気に注意する事も必要です。

※実際室内の火気使用により、一酸化炭素中毒の事故が相次ぎました。(数件の死亡事故も発生)

 

我が家ではいつものBBQセットが大活躍!!

屋外で炭火の強い火力を使い肉や魚など、痛みやすい食品をジャンジャン焼きます。

 

冷蔵庫の中の生鮮食品は停電すると痛んでくるので、早く料理してしまった方が良いです。

 

そして冷蔵庫内にあった、冷えて固くなったご飯。

外の天気が良く暖かかったので、クルマのダッシュボードの上で温めてみました。

約1時間で温かくて柔らかくなったご飯が食べられました。(この方法はネットで発見)

 

 

 

3.とにかく早く寝る

懐中電灯や充電式ライトの光源は、いざという時のために出来るだけ温存。

明かりがないと、停電している夜は危険過ぎて行動できなくなります。

 

そしてロウソクで明かりをとると、地震が起きた時に倒れて火災の原因にもなります。

 

体力温存の為にも早く寝るのが一番。

普段と違う生活をすると自分が思う以上に疲労が溜まります。

 

 

4.冷凍庫は絶対開けない

停電になると、どうしても気になるのが冷凍庫の中身。

これは頑張って見ないように耐えます。

中の量にもよりますが開けずに冷気を逃さなければ、かなり持ちます。

 

しかし半解凍状態になっている可能性もあるので、電気が復旧しても優先的に冷蔵庫の中身は消費します。

 

また電気の復旧が遅くなれば、思い切って冷蔵庫の中身の食材は料理します。

 

※41時間の停電で、1番上の食材だけ半解凍の状態になりました。

それより下の食材は、ガチガチに凍っているのを確認しました。

 冷凍庫を開けなければ、思った以上に冷凍状態は長持ちします。

 

 

5.防災ラジオは大活躍します

スマホが使えなくなった時、とても活躍するのが防災ラジオ。

手回し充電式のラジオを用意していました。

 

災害が起きた時、ラジオでは1日中災害の状況や、復旧の情報をリアルタイムで伝え続けてくれます。

 

また、声や音があるだけでも気持ちが落ち着くものです。

 

 

6.定期的な室内の換気

高気密住宅なら特に、窓を開けての換気は1日数回は行いたいです。

普段だと24時間換気で、自動的に室内の空気は外気と入れ替わっていますが、停電で換気扇が停止します。

 

 

7.デマに惑わされない

断水予定が発表されていないのに突然路上で「これから市内断水になります!」と大声で叫ぶ人や、SNSで「○○時から○○地区断水予定」などのデマ情報が拡散しました。

 

きちんと信頼出来る情報を取り入れるよう、冷静に判断しなくてはいけません。

 

スマホが繋がりにくくなった時と停電が全道的に解消された時に、特にデマが流れたように感じました。

 

防災ラジオからの情報や、ネットが使える間は市役所のホームページを確認するなど信頼できる情報を取り入れる事が大切です。

 

※電力会社や経済産業省のツイッターをフォローしておくと、災害時に正しい情報がリアルタイムに入ってきます

 

 

 

事前に用意してあった物、今後用意したい物

 

自分なりに考えて災害用に用意してあった物や、普段使用していて災害に使えた物の紹介です。

 

事前に用意してあった物

 

・手回し充電式の防災ラジオ

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・クルマからスマホを充電する為の充電器

(オプションで最初からクルマに装備する事も出来ます)

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・備蓄のミネラルウォーター(古い順に消費して入れ替え)

・カップラーメン等(古い順に消費して入れ替え)

・レトルト食品(古い順に消費して入れ替え)

・モバイルバッテリー

・充電式のLEDライト

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・単3と単4の充電式の電池

・カセットコンロ

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・カセットガス

・BBQコンロ(キャンプ用)

・木炭

・固形燃料

・飲料水専用にしたポリタンク

 

 

今後用意したい物

・カセットガスが使用できる電源不要のガスストーブ

 

冬の事を考えるとストーブは絶対必要だと感じました。(寒くても換気には注意!!)

燃料の保管と購入のし易さで、カセットガスはオススメです。

ホームセンター、スーパー、コンビニで購入出来ます。

 

カセットガスのストーブなら、キャンプやワカサギ釣りにも使えます。

 

いざという時ガソリンスタンドで灯油を買うのは現実的ではないし、保管していてもオール電化住宅だと、あえて消費する機会を作らなくてはいけません(灯油も保管状態によっては変質すると言われています)

キャンプやワカサギ釣りでは使いません。

 

・大容量コンセントを装備したクルマ

 

ハイブリッド車を所有する方に聞くと、停電時でも家電製品が使えたので災害時にはかなり使えるとの事。

 

次クルマを入れ替える時は、購入条件として100V・1500W のコンセントを装備できる車種が条件になります。

 

www.hanamako.com

 

 

 

長時間の停電を経験して

 

仕事に行くために全く信号機が機能していない道路を運転すると、まるで文明が終わったかのような錯覚におちいりました。

 

また災害に備えて準備をしていても、私しか備えを保管している場所を知らなかったり、家族間で連絡を取れなくてなった時どうするかを考えてなかったりなど、反省するべき点が沢山ありました。

 

出来ればこのような経験はしたくないですが、本当にどこでもいつでも起こり得ます。

 

私も改めて、家族ときちんと話し合っておかないといけないと思いました。

 

また残念な事に停電の中大変な思いをして店舗を開けても、薄暗い店舗内では万引き被害が横行して入場制限をしたお店がありました。

 

そこにいる全員が被災者です。

身勝手で愚かな行動をする人の心理は、全く理解出来ません!!

このような事実が世間に報道されていたかは、停電中だった私には分かりませんが、想像するにいろいろな場所で起こっている事だと思います。

 

最後に。

この記事を読んでくれた皆さんも、これをキッカケに家族や親しい人と災害時の対策について、真剣に話し合ってみて下さい。

 

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震で、被災された方々には心からお見舞い申し上げると共に、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍される事を心よりお祈り致します。